2026-07-27
眉下リフトはどんな人が受けると良い手術でしょうか?効果的なケースと術前後の写真、歴史と概念、テクニックなど
眉下リフトの歴史、概念、適応症、デザイン、手術テクニック、術後の経過とアフターケアについて詳しく解説します。特に、厚い皮膚を持つ東洋人に適した手術であり、眉と目の間の距離が適切で、まぶたの外側の厚い皮膚のたるみが大きい場合に効果的です。

こんにちは、テイラー整形外科院長のタク・ウヒョンです!
テイラー整形外科のYouTubeやホームページでは語り尽くせなかった手術の内容と私の考察を共有するために、個人ブログを始めました。
その最初のテーマとして、今日は眉下リフトについて書きます。
順序は
1. 手術の歴史と概念
2. 適応症(どのようなケースが最も良いか)
3. デザイン方法
4. 手術テクニックとポイント
5. 経過とアフターケア
1. まず、歴史と概念から始めます。
眉下リフトの歴史は思ったよりも古く、最初に発表された論文を見ると、1976年にアメリカのParkes氏が発表しました。
1976 Laryngoscope. Parkes ML, Kamer FM, Merrin ML. “Infrabrow lift” |
どのような場合に最も良い手術なのか?

単純に皮膚を除去し、形に合わせてきれいに縫合するという概念です。




東洋圏で最初に論文が発表されたのは、延世大学セブランス病院形成外科教室からです。2008年のことで、著者をよく見るとKwan-Chul Tarkとあり、私の父も著者の一人でした。この時は、デザイン方法や手術方法について、より詳細な技術が記述されていました。
その後、様々な論文で多様なアプローチが試みられ、眉下リフト後に眉が下がるのを最大限に抑えるために、骨膜固定(periosteal fixation)方式、前頭筋スリング(frontalis sling)方式などの方法へと進化していきます。
骨膜固定方式は個人的に10年前まではよく活用していましたが、動かない骨膜に動くべき眼輪筋を固定するため、不快感、吐き気、嘔吐などの神経症状が多く発生したため、現在は使用していません。代わりに、眼輪筋を額の筋肉に引っ掛ける前頭筋スリング法を併用しています。このような方法で眉が下がるのを最大限に防ぎます。
ここでまた一つ重要な概念が皮膚の領域です。
Three Skin Zones in the Asian Upper Eyelid Pertaining to the Asian Blepharoplasty Yeop Choi, MD, PhD, Hyun Gu Kang, MD,y and Yong Seok Nam, PhD / J Craniofac Surg 2017;28: 892–897 |

私たちのまぶたは、眉に近づくほど皮膚が厚くなり、まつげに向かって徐々に薄くなります。厚い皮膚の領域をZone 3皮膚と呼び、ここで二重まぶたを作ると、皮膚の折り目が厚く、維持しにくい二重まぶたができてしまいます。したがって、この領域で二重まぶたを作ることは避け、この領域を減らして下の薄い皮膚の領域を広げることが重要です。そのため、眉下リフトはこのZone 3皮膚を直接除去できる手術であり、厚いまぶたを持つ東洋人にとって適用しやすい手術となるのです。一部の形成外科医の先生方が、この手術は効果が少なく、早く再発して良くないとおっしゃる方がいますが、それは良い適応症に巡り合えず、適切でない方に適用したためだと思います。
まとめると、従来の眼瞼手術に比べて眉下リフトが持つ利点は、
厚い皮膚領域を減らして、分厚く見える目に適用しやすいこと、
まぶたの外側のたるみをより効果的に改善できること、
そして最後に、線維性脂肪をより広範囲に除去できること。
です。
ただし、制限点もあります。制限点としては、
二重まぶたの形を変えられないこと
鼻に近い側のまぶたの皮膚除去は難しいこと
眼瞼下垂の矯正はこの切開ではできないこと
眉と目の間がさらに近くなること(これは上眼瞼手術も同様ですが)
ということで、自然に適応症に移ると、
2. 適応症(どのようなケースが最も良いか)

-まず、眉と目の間に適切な空間が必要です。
通常、目を開けたときに黒目の大きさが眉とまつげの間に1〜1.5個程度入ればよく、これより広い場合は眉下リフトの適切な対象です。もちろん、1個も入らない方でも実際にやってみるとそれほど窮屈に見えない方もいるので、これは直接診察しながら決定するのが正確です。
そして、まぶたの外側の厚い皮膚のたるみが大きい場合に良い適応症です。
また、二重まぶたを作りたくないという方もいらっしゃるので、そのような方にもうまく適用できます。
3. デザイン方法
デザインに移ると、個人的には様々な形態のデザインを使用しますが、


二重まぶたの形やたるみの形態によって、楕円形や台形のようなデザインをすることもあります。眉の前端まで切開するケースも増えていますが、その部分は傷跡が目立ちやすい部分なので、細心の注意が必要です。
4. 手術テクニックとポイント
眉毛の近くを切開する際は、眉毛を1〜2列程度含めて斜めに切開するのが、傷跡を目立たなくするポイントです。額縮小術と似た方法ですね。


そして手術中に皺眉筋の一部を除去することもありますが、もちろん内視鏡額リフトで除去されるよりも一部なので、眉間のしわを完全に消すことはできません。これもまた、眉が最大限下がらないようにする過程です。

この図は眼輪筋スリング法を説明するものです。まぶた側の眼輪筋を額の筋肉に引っ掛けて、眉が下がるのを最大限に抑えます。ただし、抑えるだけで、さらに引き上げたり、全く下がらないようにしたりすることは不可能です。
次の重要なパートです。縫合の断面図ですが、眉毛のある側とまぶた側の皮膚の厚さがかなり異なるため、眼輪筋を利用してこの厚さを合わせながら縫合することが、傷跡を目立たなくするもう一つの重要なポイントです。

皮下層の縫合が終わった時点で、両側がほぼ癒合した状態になり、皮膚の縫合は非常にスムーズなテンションで仕上げるだけになります。
5. 経過とアフターケア
通常、抜糸は7日目に行われ、その後1〜2ヶ月程度は傷跡がやや赤く見える時期ですが、この時期はメイクで傷跡を少し隠す必要があります。3ヶ月を過ぎると徐々に薄くなりますが、この時期に病院を訪れてフラクショナルレーザーなどの処置を受けると、さらに目立たなくなります。
あざや腫れには個人差が大きいですが、2〜3週間程度は大きな腫れがあることがあり、あざもこの時期まで残る方もたまにいらっしゃいます。
外見上は1〜2ヶ月目までは不快感もあり、眉もかなり下がって見える場合があり、不自然に感じるかもしれませんが、3ヶ月を過ぎると機能的に楽になり、適応も進む時期なので、通常3ヶ月目が一定の結果が出る時期と考えるのが良いでしょう。

以上、今回の投稿では眉下リフトのすべてについて取り上げました。
既存のテイラー整形外科YouTubeでも扱った同じテーマの内容のリンクを貼っておきますので、参考にしていただけると幸いです。
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よくある質問
眉下リフトはどのような手術ですか?
眉下リフトは、眉の下を切開して、たるんだまぶたの厚い皮膚を除去する手術です。特に、まぶたの厚い皮膚領域(Zone 3)を直接的に減らすことで、分厚く見える目を改善し、目の外側のたるみを効果的に改善することに重点を置きます。
眉下リフト手術に適したケースは?
眉下リフト手術は、眉と目の間に適切な空間があり、まぶたの外側の厚い皮膚のたるみが大きい場合に適しています。また、二重まぶたを作らずに自然な目元を維持したい場合にも良い選択肢となります。
眉下リフトのメリットは何ですか?
眉下リフトは、従来の眼瞼手術に比べて、厚い皮膚領域を減らして分厚い目を改善し、まぶたの外側のたるみをより効果的に改善できます。また、線維性脂肪を広範囲に除去できるというメリットがあります。
手術後に眉が下がるのを防ぐことはできますか?
はい、手術時には眉が下がるのを最小限に抑えるためのテクニックを使用します。眼輪筋を額の筋肉に引っ掛ける「前頭筋スリング法」により、眉が下がるのを最大限に抑えます。しかし、眉をさらに引き上げたり、完全に下がらないようにしたりすることは不可能です。
眉下リフト手術後の回復期間はどれくらいですか?
通常、抜糸は手術7日目に行われます。大きな腫れやあざは2〜3週間程度続くことがあり、傷跡は1〜2ヶ月間赤く見えますが、3ヶ月以降から徐々に薄くなります。機能的に快適になり、適応が進む時期は通常3ヶ月目からです。
眉下リフト手術の傷跡はどのように管理しますか?
手術初期の1〜2ヶ月間は傷跡がやや赤く見えることがあるため、メイクで隠すのが良いでしょう。3ヶ月を過ぎると傷跡は徐々に薄くなり、この時期に病院を訪れてフラクショナルレーザーなどの処置を受けると、傷跡がさらに目立たなくなるように管理できます。