2026-05-23
2. 何を考慮すべきか?(a.k.a 評価項目)
形成外科専門医が二重まぶた手術の相談で確認する6つの評価項目——眼瞼下垂・皮膚の厚さ・脂肪量・たるみ・再手術歴・希望術式——についてわかりやすく解説します。

こんにちは。
形成外科専門医のユ・ヨンムンです。
ご相談のためにご来院される患者様と初めてお会いしたとき、
形成外科専門医は(とりわけ私は)
まず何を見るのでしょうか?
そしてどんなことを考えるのでしょうか? ^^
1. 眼瞼下垂の有無2. 皮膚の厚さ3. 脂肪の程度(ふっくら度)4. 皮膚のたるみ5. 再手術の有無6. 希望する術式(または避けたい術式)
1. 眼瞼下垂の有無
なぜ眼瞼下垂の有無が重要なのでしょうか?
なぜ二重まぶた手術と目の形矯正は切っても切れない関係なのでしょうか?
それを理解するためには、まず
二重まぶた手術の仕組みから知っていただく必要があります。

二重まぶた手術とは、「皮膚と目を開ける構造物を糸で連結させる」手術です。
目を開けるとき、連結された皮膚が引き上げられてできるもの——それが二重まぶたです。
逆に目を閉じると、二重ラインは見えなくなるのが正常です。
(目を閉じても濃く残って見えるのは……瘢痕ですね……)
したがって、目を開ける力がしっかりあってこそ!
二重ラインもくっきりと!
余分なシワが入らず!
美しい二重が完成します。
だからこそ、眼瞼下垂の有無が重要なのです。
眼瞼下垂がある場合、
つまり目を開ける力が弱い場合は?
ラインもくっきりできず!
やがて緩んでいき!
最終的に取れてしまいます。
2 & 3. 皮膚の厚さ & 脂肪の程度
上の図で示した通り、皮膚と内側の構造物を連結する際に、
その間に余分な組織が多いほど、ラインは取れやすくなります。
そのため、皮膚が厚い方や脂肪が多い方は、
皮膚や脂肪の一部を除去しながらラインを作ることで、
取れにくく、
ソーセージのような仕上がりにならず、
しっかりとした癒着が得られます。
4. 皮膚のたるみ
皮膚のたるみが強いと、ラインが覆われて
希望する高さが見えにくくなります。
たるみが軽度の場合はデザインを高めに設定することで対応できる場合もありますが、
一般的に3〜4mm以上の皮膚のたるみがある場合は、
切開法・眉下リフト・内視鏡額リフトなどの方法でたるみを改善することをお勧めします。
5. 再手術の有無
以前にどのような手術を受けたか、すなわち
埋没法(自然癒着)か切開法か、
非切開眼瞼下垂矯正か切開眼瞼下垂矯正か、
目頭・目尻切開はどのような方法で行ったか……
といった既往歴をしっかり把握することで、
術前計画を確実に立てることができ、
術中に生じうる変数を予測・対応することが可能になります。
6. 希望する(またはどうしても避けたい)術式
たとえば、埋没法だけで希望のラインが十分に作れる方がいらっしゃいます。
それでも切開を希望される場合は?
(周囲でラインが取れた事例を多く見ていると、このような心配をされる方が多いです)
「あなたの目は皮膚が十分に薄く、目を開ける力も強いため、埋没法だけで十分です。ただ、どうしても取れることが心配で切開をご希望でしたら、切開法を選択されても構いません。」
とご説明し、術式はご本人が!ご自身で!決めていただきます。
この世に唯一の正解しかない場合は多くありません。
ご自身で選択できるケースです。
しかし反対に、必ず・絶対に切開眼瞼下垂矯正が必要なケースもあります。
目を開ける力も弱く……皮膚も厚く……脂肪も多く……皮膚も少したるんでいる……など
このような場合は、無条件に!必ず!切開眼瞼下垂矯正をお勧めします。
それでもご本人は埋没法のみを考えてご来院された……?
傷跡が心配で切開はしたくない……?
そうなると、カウンセリングが長引きます ^^;;
なぜ埋没法だけでは不十分なのか、埋没法のみの場合にどのような問題が生じうるのか……
なぜ切開眼瞼下垂矯正が必要なのか……
切開したからといって傷跡が目立つわけではない……
切開したからといってダウンタイムが長くなるわけではない……
などなど
十分にご説明し、十分にご理解いただくことで、
手術に対する不安や心配が解消され、
結果へのご満足度が高まります。
本日は、目の整形を行う際に
「何を考慮すべきか?」(a.k.a 評価項目)
についてお話ししました。
すでにご存じの内容が多かった方もいれば、
参考になった内容が多かったという方もいらっしゃると思います。
久しぶりに写真ではなく文章で多くの内容をお伝えしようとしましたが、
伝えたいことがうまく届いているか……
誤解を招くような表現はないか……
少し心配でもあります。
今後もアーカイブは、さまざまな内容で続けていきます。
(不定期に……まばらな投稿になることは、あらかじめお詫び申し上げます ㅠ)
またお会いしましょう!
正しい考え・正しい整形 ユ・ヨンムン